今のうちに取っておきたい終活の資格は？メリットや種類を徹底調査

最近「終活」という言葉をよく聞くようになりました。

人生の終わりのための活動として、身の回りの整理をはじめ、財産整理や葬儀やお墓の準備などをあらかじめ行っておくことを表します。自分の終活を進めていく高齢者が増えている中で、終活のお手伝いをすることができる資格も注目され始めています。

今回の記事では、資格取得のメリットや終活に関する資格の種類や具体的な内容などを紹介していきます。

資格取得のメリット

どの終活資格も、取得することでのメリットはたくさんあります。

まず、終活に関する仕事につながる可能性が広がるということです。終活をしたいと考えている高齢者の方が増えている中で、実際に何をしたらいいのか分からない方が多くいらっしゃいます。

そのような高齢者を助けることができるのが、終活カウンセラーや終活アドバイザーです。相談に乗ったり、役所へ同行してサポートしたり、セミナーや講演を行ったりと、多岐にわたって活動することが可能となります。

また、相続・遺言・保険・介護・年金・葬儀・供養などの幅広い知識を学ぶことができるため、終活を考えている高齢者へのアドバイスやお手伝いが可能になります。スキルアップにつながるので、積極的に取得を目指してみましょう。

次に、自分自身はもちろん家族や身近な人の助けになるということです。家族で相談しながら終活について考える際、知識があるのとないのでは雲泥の差があります。特に手続き関係はとても複雑で、家族にとっても心強い存在になれるはずです。

終活の資格には、いくつか種類があります。どの資格が自分に適しているのか判断して、取得する資格を決めましょう。

一般社団法人「終活協議会」が提供している終活スペシャリストになるための資格」で1級・2級・3級に分類されます。

本資格は、目的や目指すものにより受講すべき級が異なります。

自分や家族のために最低限の知識を得たい場合は3級、仕事のスキルアップや終活に関する職業へ就きたい場合は、2級や1級を目指します。

必ず3級からとらなければいけないものではなく、最初から1級に挑戦することも可能です。

ＮPO法人ら・し・さによって運営されています。

「総合的なライフプランの設計をサポートする専門家」である終活アドバイザーは、終活の基礎知識をはじめ、社会保険制度、財産管理や相続対策、公的制度の仕組み、お葬式のことなど、様々な知識を学ぶことができます。

そのため、役所の窓口への同行や、自治体や介護施設などでのセミナー講師を任されることもあり、やりがいのある仕事へ繋がる第一歩となるはずです。

一般社団法「終活カウンセラー協会」が認定する資格で、終活に関して悩んでいる人に対して手助けをするのが「終活カウンセラー」です。

エンディングノート作成のお手伝いや、相続・遺言・保険・葬儀・お墓・介護に関する専門家への橋渡しなど、相談者に寄り添い、あらゆる疑問や問題を解決へと導く資格と言えます。

1級、2級に分かれています。1級取得後、終活カウンセラー協会認定終活講師養成講座を受けることも可能で合格すると講師として活動ができるようになります。

※ その他、受講条件あり。

自分や家族の為に知識をつけたい場合と、キャリアアップを図りたい場合では、取得したい資格が異なってきます。

職業としての資格取得を目指すのであれば、終活に関するセミナーの講師や終活に関するアドバイスができるようになる終活ガイド1級の取得がおすすめです。

スキルアップ・キャリアアップにつながるだけではなく、講演や役所などへの同行をすることで謝礼やお給料が発生するので、しっかりとした収入にもつながります。

資格取得に時間がかかるものもありますが、その分信頼性も上がるので、チャレンジしてみましょう。

基礎的な知識を学びたいという人は、費用も時間もあまりかからずに取得ができる、終活ガイド3級がおすすめです。

今注目されている終活資格について詳しくご紹介しました。

取得することで、自分や家族の終活に役立つとともに、終活に関する基礎が身につくので、もっと知識を得たい、職業としてチャレンジしてみたいと思うきっかけとなるでしょう。

まずは終活を知る初めの一歩として、気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。取得の目的に合わせて、自分にベストな資格を選んでみてください。