年賀状じまい(終活年賀状)とは?文例や書き方を徹底解説!

生前整理

「もう年だし毎年多くの年賀状を出すことが難しくなってきた」「新年の挨拶を年賀状以外の手段に変えることはできないかな」

様々な事情により「年賀状じまい」をする方も増えてきました。

しかし、「毎年年賀状を出していたのに急に出すのをやめて失礼にならないかな」など心配をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、失礼にならない年賀状じまいの方法や状況別の文章例について解説します。また、年賀状じまいをしたあとのおすすめの連絡手段についてもご紹介します。

「そろそろ年賀状を出すのを止めようかな」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。

年賀状じまいとは?

年賀状じまいとは、翌年以降の年賀状を辞退する旨を記した最後の年賀状のことを指します。

終活の一環としての側面もあるため、終活年賀状とも呼ばれています。

今後の年賀状を送らないという年賀状じまいがマナー違反かどうかについては 、年賀状じまいをすることを誠実に相手に伝えることでマナー違反にはなりません。

年賀状じまいをすることが許容される場合としては、一定の年齢に達した場合や、健康上の理由などで、年賀状交換に手間や負担を感じる時期になった場合です。

明確な理由があり、年賀状をやめる理由を伝えることで相手にも理解してもらえる場合が多いです。その際には、丁寧な文面や相手への感謝の気持ちを込めたメッセージを送ることが重要です。

また、年賀状じまいをするメリットについていくつか紹介します。

年賀状作成の手間を削減できる

年賀状交換には、手書きであることや相手の立場に配慮した文面など、一定の時間や手間がかかります。
年賀状じまいをすることで、これらの手間や負担を減らすことができます。

親交の継続のきっかけになる

年賀状交換は、一年に一度の繋がりを深める機会であり、親交を維持することに役立ちますが、年賀状じまいをすることで親交を継続し深めるきっかけになります。

例えば、メールやSNSで繋がるようになったり会う機会が増えたりするようなきっかけになり得るでしょう。

終活の一環になる

年賀状じまいは、終活の一環として、自分自身の手続きを整理し、自分や周囲の負担を減らすことができます。

年賀状じまいの書き方について

ここでは、年賀状じまいのポイントや知らせる時期について解説します。

相手に対する思いやりを伝える

年賀状じまいをする際には、相手に対する思いやりが重要です。

例えば、相手が年賀状交換に重きを置いている場合や、親しい間柄である場合には、丁寧な文面で伝えることが大切です。

簡潔な文面で伝える

年賀状じまいの文面は、簡潔でわかりやすく伝えることがポイントです。

具体的には、「来年からは年賀状をお送りしないことになりましたが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」といったように、明確な意思を伝える文面が適しています。

敬意を伝える

年賀状じまいをする際には、相手に対する敬意を忘れずに示すことが大切です。

例えば、「これまでありがとうございました」といった、感謝の気持ちを伝える文面を添えることも良いでしょう。

手書きで伝える

年賀状じまいをする場合でも、手書きで書くことで相手に気持ちが伝わりやすいです。

パソコンで印刷したり、テンプレートを使用したりするのは避け、手書きの文面で丁寧に書くようにしましょう。

年賀状じまいを伝えるタイミング

年賀状じまいを伝える方法や時期としては以下の通りです。

口頭やメールで伝える場合

年賀状じまいをする年の12月中に伝えましょう。

年賀状で伝える場合

最後の年賀状を出す年に、手書きで伝えましょう。

寒中見舞いで伝える場合

来年の年賀状はやめる旨を添えましょう。

【状況別】年賀状じまいの文例紹介

ここでは、状況別に年賀状じまいの文例をご紹介します。

年齢を理由に年賀状じまいをする場合の文例

例文1:

新年あけましておめでとうございます。

この度、私事ではございますが、年齢的な理由から、今後は年賀状のやりとりを見合わせることに決めました。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

例文2:

新年あけましておめでとうございます。

私たち夫婦は、年齢的な理由から、今後は年賀状のやりとりを控えることに決めました。

新年のご挨拶をお伝えする機会がなくなり、大変心苦しく思いますが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

定年退職を理由に年賀状じまいをする場合の文例

例文1:

新年あけましておめでとうございます。

私、○○はこの度定年退職を迎えることとなり、今後は年賀状のやりとりを控えることになりました。

皆様とのお付き合いを通じて、多くのことを学ばせていただきました。

これからもご健康にお過ごしいただけますよう、お祈り申し上げます。

例文2:

新年あけましておめでとうございます。

私、○○は先日定年退職を迎え、これまでのように年賀状のやりとりを継続することが難しくなってしまいました。

この場を借りて、改めてお礼申し上げます。今後は機会があれば、直接お会いしてお話する機会を持てたら幸いです。

環境の変化を理由に年賀状じまいをする場合の文例

例文1:

新年あけましておめでとうございます。

私たちの生活スタイルが変わり、新しい環境で新しい年を迎えることとなりました。そのため、年賀状のやりとりを控えさせていただくことになりました。

これまでご縁をいただき、心より感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

例文2:

新年あけましておめでとうございます。

私たちの家庭の環境が変わったことに伴い、この度年賀状のやりとりを中止することとなりました。

多くの方々にお世話になりましたこと、心より感謝しております。今後ともお元気でお過ごしください。

年賀状じまい後の連絡について

ここでは、年賀状じまいをした後の連絡についてどのような方法があるのか解説します。

年賀状を出す以外の代替案には、以下のようなものがあります。

メールやSNSを利用する

近年では、メールやSNSでの連絡が主流になっているため最も手軽なメールやSNSを利用して、新年の挨拶ができます。

画像や動画を添えることで、より詳細に近況を伝えることも可能になります。

プレゼントを贈る

年始に贈り物をすることも代替案の一つです。

相手に合わせた贈り物を用意し、直接手渡したり、配送サービスを利用したりして送ることができます。

会う機会を増やす

会う機会を増やすことで年賀状を出していた頃よりも、より親交を深めることができます。

まとめ

失礼にならないための年賀状じまいの方法や具体的な文例について解説しました。

年賀状じまいをする際には誠実に相手への敬意をもって行うことが大切です。

また、年賀状じまいをすることによってこれまでの縁が切れるわけではないのでその他の連絡手段でやり取りをしたり、会う機会を増やしたりすることで大切な方との交流を深めていきましょう。

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